パワースポットとは?
定義からマナーまで、行く前に知りたい
基礎知識を徹底解説!
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人知を超えた自然の力に満ちている場所を「パワースポット」と呼びますが、具体的にそれはどんな場所で、どのように行けばいいのでしょうか。今回はそんなパワースポットの定義や種類をはじめ、参拝マナー、効果的な回り方まで、知っておきたい情報を分かりやすくお伝えします。
パワースポットとは?
パワースポットという言葉は1990年代前半から広まり、風水やスピリチュアリズムと結びつくことで、さらに広がりを見せました。近年は御朱印集めがブームになったことで、神社仏閣に訪れる人も多くなり、パワースポットが大衆言語としてしっかりと定着した印象があります。
そもそもパワースポットとは、古くから信仰の対象になってきた土地や自然が生み出した巨石や滝、樹齢数百年、数千年に及ぶ巨木など、神秘的な霊力や生命力を感じられる場所を指します。さらに地球の持つプラスとマイナスのエネルギーが拮抗して大きなエネルギーを生み出すと言われる「ゼロ磁場」や、森や滝の近くで発生すると言われる「マイナスイオン」の効果がある場所もパワースポットと呼ばれるようになり、年々その解釈が拡大しているようです。ただ、パワースポットは明確な定義があるわけではなく、あくまでも一般的に言われている解釈という点を理解しておく必要があります。
パワースポットとは?
パワースポットには自然物や建造物(神社仏閣)など、さまざまなタイプがあります。それぞれのタイプや特徴を分かりやすく解説します。
- 神社仏閣
- もっとも分かりやすいのは神社仏閣でしょう。その名の通り、神様や仏様が祀られている場所として建てられた建造物ですから、当然です。そんな神社仏閣の中でも規模が大きく、歴史が古い場所ほど、大きなパワーが宿るとされています。
- 山
- 古くから日本人は山を信仰の対象としてきました。日本一の高さを誇る富士山はもちろん、白山、立山、御岳山などは“霊山”と畏れられ、山岳信仰の対象になってきました。「山に神様が宿る」と考えられてきたわけですから、山もパワースポットとされるのもうなずけます。
- 巨木・巨石
- 人は昔から巨木を「御神木」として信仰の対象にしてきました。こちらも山と同じく、巨木に神様が宿ると考えられてきたからです。人間よりもはるかに長生きする木に、そのような感情を抱くのは当然のことでしょう。また、巨石も信仰の対象になりがちです。これも人間が生産できないものの象徴として、憧れや畏敬の念から来るものでしょう。
- 滝
- 滝も山や巨木と同じく自然がつくりだした神秘的な場所。信仰の対象として崇められる場所もありますが、滝の場合はどちらかというと、マイナスイオンの効果を求めて訪れる人が多いです。ストレスの軽減やエネルギーをチャージできると話題です。
パワースポットの効果
パワースポットを訪れることで、心身にどんな影響があるのでしょうか? 科学的な根拠が乏しいものの、一般的には以下がその効果として言われています。
- 運気上昇(仕事運、金運、恋愛運、縁結び、子宝、病気治癒など)
- もっとも大きな効果は運気上昇でしょう。特に神社仏閣への参拝は効果があるといわれています。ただ、参拝には神社仏閣ごとのルールがあるため、事前に調べておくことが大切(最近は神社仏閣のウェブサイトを持っているところも多い)。一般的には喪に服しているときや出産直後、生理中などは参拝を控えるなどです。万全の状態で参拝し、運気を最大限にいただきたいものです。
- 癒し(ヒーリング)、エネルギーチャージ
- 癒し(ヒーリング)は山や滝などの自然系パワースポットで効果的と言われています。特に滝の周辺ではマイナスイオンを多く含んだ空気を吸い込むことで、脳や細胞が活性化され、癒しやエネルギーチャージができると話題になっています。
- 浄化
- 心身を清めるという意味の「浄化」は、神社仏閣も自然系パワースポットも双方に効果があると言われています。浄化は心身を清める意味合い以外にも、悪運や悪因縁、厄災などからの解放と解釈されることもあります。そのため、厄除けのためにパワースポットに訪れる人も多いようです。
パワースポットの効果的な回り方
服装や持ち物、参拝の仕方など、最低限知っておきたい基本的なマナーやルールを解説します。より効果を高めるための参拝方法や回り方、注意点なども紹介します。
- 訪問前から参拝は始まっています!
- パワースポットに訪れる前に、まず自分がどのような効果を得たいのかを考え、それに適した場所を調べます。神社仏閣の場合、多くが穢れ(けがれ)を嫌うため、前日や当日の朝に入浴し、身体を清潔に保ちましょう。服装はアニマル柄のものを避け、ペットを連れていくことも避けましょう。
- 鳥居をくぐる前は一礼を
- 鳥居は神社の内と外を分ける境界(結界)の役割を持っています。鳥居から内側は神様の領域であるため、その領域に踏み込む前に一礼をし、敬意を表します。
- 参道を歩くときは真ん中を避けて
- 参道の中心には「正中」と言われ、神様の通る道とされています。そのため、参拝者は中心を避け、左右どちらかの端を歩くようにしましょう。
- 手水は左手に水を受けて
- 多くの神社仏閣には手水(ちょうず)があります。これは穢れを落とすために手を洗い、口をすすぐことで心身を清める意味を持ちます。手水舎にひしゃくがある場合は、まず右手でひしゃくを持ち、水を汲んで左手を洗います。次はその逆を行い、再度ひしゃくを右手に持ち替え、左手の平で水を受け、口をすすぎます。ひしゃくに直接口をつけないように気を付けましょう。
- 賽銭は丁寧に
- 本殿に到着したら、賽銭を賽銭箱に入れるのですが、この行為は穢れを払うために行うもの。強く投げ入れず、丁寧に行いましょう。鈴がある場合は、鳴らしてから賽銭を入れてください。鈴の音は参拝者を清める意味があります。
- 「二礼二拍手一礼」で参拝
- 神社の参拝は「二礼二拍手一礼」が基本。背筋を伸ばし、礼を深く2回行なったら、胸の前で2回手を叩きます。両手を合わせて祈ったら、1回深く礼をします。神社によってはこの基本から外れている場合もあります。参拝の方法が掲示されている場合は、それを参考にしましょう。
パワースポットに訪れる際の注意点
パワースポットを訪れる際、もっとも注意してほしいのが服装です。パワースポットは神様に会いに行くことと同義なので、露出の多い服、ひらひらした服、ハイヒールなどは避けてください。山や滝などの自然系パワースポットは足場の悪い場所が多いため、歩きやすい靴を履くなど、軽装を心掛けるようにしましょう。参拝の際は、頭部に身に付けている帽子、マスク、サングラスなどは外しましょう。
また、パワースポットには力が宿っている御神木や巨木・巨石など、ご利益がありそうなものがありますが、許可を得ずに触ってはいけません。
パワースポットのご利益をより高めるためには、正しい服装、正しい参拝方法、そして感謝の気持ちを持って臨むことが大切です。
パワースポット巡りを楽しもう
パワースポットを訪れる際、そこに行って参拝するだけでは少し物足りないですよね。パワースポットと併せて御朱印集めや周辺の名物グルメ、温泉、観光地なども一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。たとえば紅葉がきれいな場所には秋を狙って計画を立てたり、高い山であればあえて夕方から出かけて、夜に満天の星空を見たりするのもロマンチックです。また正月や節分、七夕などの行事に合わせて訪れると、その行事に合ったイベントなどが行われている場合もあり、よりパワースポット巡りを盛り上げてくれるはずです。事前に下調べをすることで充実したパワースポット巡りを楽しむことができます。
まとめ
パワースポットは、その場所の持つ歴史や謂れ、自然の力などを感じ、それを自身に取り入れることで心身をリフレッシュさせることができます。その際、もっとも大切なのはマナーやルールを守り、感謝の気持ちを持つことです。神聖な場所なので、ごみを捨てたり、花や木を折ったり、持ち帰ったりすることはご法度です。
「最近、ちょっと元気がないな」、「悪いことが続いているので何とかしたい」。そんな風に思ったら、パワースポットに出かけてみてください。自然の中に身を置き、心清らかに参拝すると気持ちも落ち着き、気分を切り替えることができますよ。
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よくある質問
パワースポットとは?
古くから信仰の対象になってきた土地、自然が生み出した巨石や滝、樹齢数百年、数千年に及ぶ巨木など、神秘的な霊力や生命力を感じられる場所を指します。地球の持つプラスとマイナスのエネルギーが拮抗して大きなエネルギーを生み出すと言われる「ゼロ磁場」や、森や滝の近くで発生すると言われる「マイナスイオン」の効果がある場所もパワースポットと呼ばれています。
パワースポットの種類は?
パワースポットは大きく分けて2つあります。ひとつは神社や寺院などの建造物系。もうひとつは山、巨木・巨石などの自然系。どちらもそれぞれの特長があります。
パワースポットの効果は?
主に仕事運、金運、恋愛運などの運気上昇や自然系パワースポットで覆い癒し(ヒーリング)、心身を清める浄化などに効果があると言われています。
パワースポットへはどうやって行く?
パワースポットはアクセスしやすい場所から山奥の秘境のようなところまで、さまざまな場所に点在していますが、神社仏閣などは比較的、行きやすい場所にあると言えます。アクセスの手段は電車や自家用車を使うことが考えられますが、最近では旅行会社がバスツアーでパワースポット巡りを企画していることもあります。お手軽なバスツアーを利用すれば、リーズナブルに複数のパワースポットを巡ることもできるので、意外におもしろいかもしれませんね。
カッコ―パルックは愛知(名古屋)・岐阜・三重発のバスツアー会社です。旅行の魅力やお出かけ時のお役立ち情報を発信しています。
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